住所:丹波市市島町北岡本
丹波市市島町で農薬・化学肥料不使用、年間30品目の野菜を栽培している凸凹ファームの奥川さんご夫婦。新規就農して2年目を迎える。
三重県出身で、IT関係の仕事をしていたご主人と事務職をしていた奥様。農業とは別世界にいた二人が忙しい毎日の中でふと、今後の事を考えるようになった。本格的に農業の勉強をしたいと思うようになった頃、導かれるかのようにこの場所に来たという。「都会にいた時よりも、ここにきてからの方が知り合いが増えた。農業のことで相談したら良い人を紹介してくれて、またそこから広がって。みんな温かい方たちばかりで」と、人の繋がりの深さに感謝している。
新規就農して順調とはいかず失敗も経験した。毎日欠かさず閉めていた電気柵を一晩閉め忘れただけでサツマイモ畑が獣に荒され全滅したり、ジャガイモが思うように育たなかったり。でもそんなことでは落ち込まないのが奥様。「失敗があるから前に進める。成長のためには必要だから」と、笑いながら話してくれた。今年栽培中のジャガイモとニンニクを見せてもらうと、茎もしっかりと太く伸び、収穫目前にまで育っていた。良い土壌にするため緑肥にも力を入れているという。また、必要以上に雑草を刈り込まない。「こだわりはコレ!って言えるほど農家になって年数も経っていないので、まだいろんな事を試している段階」というご主人。しかし、畑に育っている野菜は、どれも愛情たっぷりに栽培されているのがよくわかる。化学肥料を使えば野菜は早く大きく育つが虫が付く、そのために農薬が必要になってくるが、使わない。その時点でもう『こだわり』なのではないだろうか。
消費者が安心して食べられる美味しい野菜を届けるため日々奮闘している。
収穫した野菜は、丁寧に梱包し、京都市内や神戸などで定期販売を行っている。丹精込めて作られた収穫したての野菜はどれも人気だ。また、不定期で市島の丹波太郎やふくちマルシェにも出店。最新情報はインスタグラムで。
凸凹ファームさんオススメ『小松菜と豚肉のニンニク炒め』小松菜は葉色が濃く、生ニンニクの香り旨味もGood‼︎
数カ所に点在している畑の総面積は1ヘクタール。毎日、忙しい作業の中でもひとつひとつ丹精込め育てている。
出会えたらラッキー!な自由にのびのび育った根菜たち。野菜が苦手な子も楽しく食べて欲しいと奥様が可愛く包装。